目次
はじめに
温泉宿を選ぶ時に、お湯の「質」はもちろん重要ですよね。
「じゃらん」等の予約サイトや宿の公式HP上で、泉質についてもある程度の情報は確かに得られます。
しかし、本当の所は実際に浸かってみないと分からないのが困りどころ。
以下に、著者が実際に経験した失敗例をご紹介します。

【失敗例1】公式HPでは「源泉かけ流し」を大々的にうたっている宿なのに、
実際に泊まってみたら、大幅に加水された、白湯同然の泉質で、全然体が温まらなかった・・・。

【失敗例2】泉質も薄く、そもそもお湯の温度が水同然(※30℃前後)で入れない・・・。
このような事は、私達が思っている以上に、けっこうな確率で起こり得ます。
そこで本記事では、温泉好きな方や女性の方にこそ自信を持ってオススメしたい、「本当にお湯の質が良い」温泉宿ランキングをご紹介します。
ちなみに、全て著者自身が実際に泊まり歩いた宿の中から厳選し、宿泊レポの記事も添えてありますので、どうぞ安心してご覧になって下さい。
【第10位】道後温泉うめ乃や(愛媛・松山)

この宿は、露天風呂が特徴的です。
屋根で覆われて、外の景色は見えないものの、暖色系照明で幻想的な雰囲気。
内湯でもあり、露天でもあるような、不思議な感じで、特に夜風呂は最高です。
泉質はやはり有名な道後温泉、安定です。肌もしっとり、湯上がりポカポカ。
【第9位】六峰舘(福岡・朝倉)

福岡でも指折りの原鶴温泉、やはりお湯は良いです。
ゆず湯の露天風呂も快適で、足湯も充実しています。
一方で、温泉は日帰り客も多く、いつでも広々と浸かれるかというと、やや難があります。
そのため、オフシーズンや空いている時間帯を狙って行く事を推奨します。
【第8位】青島サンクマール(宮崎・青島)

トロトロ系の温泉が好きな方には一押しの宿。
泉質はとにかく粘度が強く、面白いぐらいトロットロです。香りも上品な感じ。
無料オプションの貸切露天風呂は、大人が6人は入れるビッグサイズ!
見渡せばこのオーシャンビュー、そして頬に受ける海風、フワッと漂う潮の香り・・。
気分はさながら南国リゾート。
【第7位】カミホロ荘(北海道・富良野)

泉質、景観、空気も含めて楽しみたい方にはこの宿がオススメ。
お湯は弱酸性で、薄いレモン汁のような酸味があります。
湯船の一歩先に広がる、壮大な山々の景観、そして、澄みわたる空気。
その景観を眺めながらの入浴は、言葉では言い表せないほどなので、是非一度体験して欲しいです。
時間を忘れ、ただ、無心に浸かる一日を。
【第6位】茶心の宿和楽園(佐賀・嬉野)

泉質は適度なとろみがあり、柔らかく包まれるような、優しい湯ざわり。
やはり流石の嬉野温泉、評判通りの良いお湯です。
貸切風呂の時間は30分と短いものの、大きな木桶でゆったりと浸かれます。
露天風呂の「緑泉」も、贅沢な濃度でしっかりと緑茶がブレンドされており、
辺り一面に立ち込める爽やかなお茶の香りで、とても癒やされます。
【第5位】いこい旅館(熊本・黒川)

日本有数の名湯とも称される黒川温泉。
お湯は硫黄系で、けっこう強めなので、湯あたりに注意です。
“温泉慣れしているから”と油断していると、湯上がりでズーン、とやられます。笑
ただ、それだけ効用がしっかりしている訳で、湯治目的で来られる方も多いです。
「入って納得」の名泉でした。
【第4位】汐湯凪の音(佐賀・唐津)

ここは、海が綺麗な佐賀・唐津に来たら絶対に一度は入って欲しいレベルです。
海水をそのままろ過して、沸かされた「汐湯」、そして大浴場露天風呂から眺める開放的なオーシャンビュー。
磯臭さも全くなく、とろみがあり、じわじわ体も芯から温まって、良いお湯でした。
宿泊プラン内の無料貸切風呂も、1時間と長く、好きなだけゆっくり浸かれます。
【第3位】恵の湯 神の郷温泉(宮崎・小林)

何より炭酸泉が好きな方にはここがオススメ・・というか、多分もう入られてますよね。笑
100%天然の炭酸泉で、クオリティも抜群です。
確かにお湯は、ごく僅かにシュワシュワしています。
炭酸の度合いは、例えて言うと「蓋を開けたまま3日間放置されたコーラ」ぐらいの感じでしょうか。
飲泉も可!やや鉄っぽく、酸味もあって、肝臓系にも良いのだとか。
【第2位】雲仙宮崎旅館(長崎・雲仙)

もはや個人的な好みも含まれますが、硫黄にごり湯系が大好きです。
硫黄の香りが立ち込める、濃厚な乳白色の温泉。
ジワジワ~・・っと体の芯から温まるのは勿論のこと、湯上がり後にもズシッ、とパワフルに効いてきます。
かなり効果が「強め」の部類なので、こちらも湯あたりには注意が必要ですね。
内湯も露天も広く、打たせ湯も充実しています。
【第1位】神和苑(大分・別府)

日本トップクラスの温泉地、別府。
その風格は、日本各地の温泉宿を泊まり歩いた上でも全く色褪せないどころか、むしろ凄みを感じさせます。
別府には何種類もの泉源があり、それぞれタイプも違うのですが、著者の一押しは「神和苑」。
お湯は、マイルドでありつつもじわじわっと効いてくる感じです。
体がぽかぽかになり、かなり持続的に温まります。
お部屋付の檜の内風呂は、窓を開放して半露天として愉しむのも極楽。