目次
はじめに〜本記事の内容について〜

以前、「路上ライブの旅」という企画で日本各地を20県ほど食べ歩いた経験から、
オマケ記事として執筆した「グルメ県ランキングTOP5」記事が予想以上に好評で、今でも人気記事の一つです。
・・・が、しかし。「路上ライブの旅」をしていたのは2012年10月~2013年2月。
もう、4年も前の話なのです。
そこで今回、ランキングを完全にゼロからやり直し、グルメ県ランキングをTOP10で再構築しました。
特集「グルスポ紀行」含め、あれから更に4年間かけて数十県を食べ歩いた経験を踏まえた上で。
※なお、未だに47都道府県全てを食べ歩いた訳でもなく、
また、食べたものの種類も限られているので、今回もネタ記事として鼻で笑いつつ、読み進めて下さい。
【第10位】東京都~ラーメン、つけ麺、もんじゃ焼ほか~

正直、東京都って日本各地のグルメを寄せ集めているだけで、
東京都ならではのグルメってあんまり存在しないのでは?
と、そんな風に考えていた時期が僕にもありました。
しかし、特に「ラーメン」「つけ麺」に関しては、
バリエーションの多さ、クオリティともに、東京都は最強クラスです。
何故なら、他県とは比べ物にならない程の激しい競争を勝ち抜いたサバイバー店舗ばかりだからです。
特に六本木の「麺屋武蔵 虎嘯(こしょう)」は、今でも僕が日本で一番大好きなつけ麺屋さんです。
「もんじゃ焼」も、本場の月島で頂くと、やはり専門エリアの風格があります。
一方で、これはもう仕方がない事なのですが、東京は空気が絶対的に汚いため、食事の味はどうしても全体的に落ちてしまいます・・水と同じく、空気も含めて食事だと思っているので。
そのため、総合的にはギリギリ10位です。
願わくば、今後の技術発展で東京の空気が浄化されていく事を。
【第9位】広島県~お好み焼き、牡蠣、あなごめしほか~

「みっちゃん」で食べる本場の広島お好み焼きは、人生の記憶に刻まれる味。
「レモスコ」との相性も抜群なんですよね。
宮島で食べる牡蠣鍋、焼き牡蠣、カキフライも、牡蠣好きには外せないセレクト。
あなごめしもなかなかイケます。
一方で、粉ものや牡蠣に関しては、人によって好みが分かれてしまう点がネック。
僕はどちらも大好きなのですが。
【第8位】石川県~海老、蟹、鰤、カレーほか~

「まいもん寿司」「もりもり寿司」など、関東でも馴染みのある金沢の海鮮グルメ。
その中でも特に、海老(白海老、がすえび)、蟹、鰤に関しては、文句なしに美味しいです。
得意な種類の海鮮ネタに関しては、他県の追随を許さないレベルでしょう。
一方で、海鮮以外のグルメに関しては、バリエーションにやや欠ける印象も。
【第7位】沖縄県(宮古島)~雪塩、フルーツ、宮古牛ほか~


沖縄本島では、「ジャッキーステーキハウス」のテンダーロインステーキに一票。
ビネガーの酸味が効いた「A1ソース」は、クセが強くて、でもまた食べたくなる不思議な魅力があります。
離島では、絶対に外せないのが宮古島。
雪塩、フルーツ、そして宮古牛・・計り知れない南国グルメパワー。
【第6位】大分県~とり天、焼きそば、豊後牛ほか~





大分は無論、温泉だけじゃありません!
関サバ、関アジ、ごまだし、とり天、日田焼きそば、別府冷麺、豊後牛、焼酎蔵・・
こうして書いていても、実に個性溢れるラインナップのグルメ県、大分。
そして、それらの多くが、大分県に来ないとなかなか食べられない物も多く、
独自性という面でもパワープッシュしたい県、それが大分県なのです。
【第5位】京都府~茶、湯葉、スイーツほか~

お茶に関しては、言うまでもなく最強クラスです。
なかでも「祇園辻利」のお茶は、初めて一口飲んだ時に衝撃を受けて以来、
毎年秋になると通販で取り寄せて、家に届くまでワクワクが抑えきれない程の逸品。
ティーバッグでもお手軽価格で、美味しいですよ。まずはこれから試してみて下さい。
食べ物も、湯豆腐、京風たこ焼き、抹茶スイーツ等、バリエーション豊か。
特に嵐山で食べた「湯葉あんかけ丼」は今でも忘れられない・・・。
京グルメが分からないという方は、ぶぶ漬けでも食べなはれ。
【第4位】鹿児島県~黒豚、黒牛、地鶏ほか~

黒豚、黒牛、地鶏。
黒豚はせいろ蒸しポン酢、黒牛は焼肉、地鶏は鳥刺しで・・
と、三獣まとめて同時に、しかも非常に高いレベルで味わえるのが鹿児島県。
お肉に関してはもう最強の県と言って間違いないでしょう。
うなぎやサツマイモなど、海鮮や野菜にも強いです。
とてつもないグルメパワーを惜しげもなく見せつける強豪、それが鹿児島県。
【第3位】福岡県~うなぎ、焼肉、バーガーほか~





「福岡と言えばもつ鍋、焼き鳥、明太子」?
今や、福岡に居を構えし者として、もう、そんな生ぬるい事は言いません。
もつ鍋や焼き鳥や明太子は、「前提」です。
もう名指しで言いますが、うなぎの「博多名代 吉塚うなぎ屋」、
焼肉の「大東園」、バーガーの「ハングリーヘブン」・・・
こういった超優良グルメ店が、福岡にはゴロゴロ存在します。本当にゴロゴロあります。
さらに苺狩りの季節には、あまおう苺はじめ様々な品種の苺の食べ比べも。
しかも、糸島エリアにも目を向ければ、肉、野菜、米、果物・・・
ほぼ全方位のハイクオリティな食材が、地産地消で、手に入るのです。
福岡、最高。
しかし、ここでは私情を挟まず、ポジショントーク防止も含め、
敢えてニュートラルな視点で、(断腸の思いで)第3位とさせて頂きます。
もう、この辺りからの順位付けは、「感性の差」になってくるでしょう。
【第2位】北海道~豚丼、カレー、ソーセージ、ジンギスカンほか~



「北海道と言えば寿司が美味しいのは、当たり前の事ですよ?
当たり前の事を、得意げに言うものではありません。
さあ・・・来なさい(ニヤァ)」
かの夜行立会人は、こう言いました。(※言ってません)
十勝豚丼、「奥芝商店」のスープカレー、「唯我独尊」の富良野カレー、
「歩人」の自家製ソーセージ、「生ラム」のジンギスカン、
富良野ワイン、チーズ、小樽ワイン、とみたメロンハウス・・・
はい、キリがありません。
北海道は間違いなく日本トップクラスのグルメ県です。
僕も第1位と、最後まで迷いました。
【第1位】熊本県~馬肉、赤牛、米、牛乳ほか~






初めて、熊本で馬刺しを食べた時の、あの気持ち。
初めて、阿部牧場のソフトクリームを食べた時の、あの気持ち。
初めて、阿蘇の新米を、炊き立てで頂いた時の、あの気持ち。
「・・・・・・・・・・・」
そう、それは、人生を変えてしまうほどの食体験なのです。
ああ、この県に出会えて、本当に良かった。
頬を伝う涙とともに、熊本県は、僕のグルメ県ランキングにおいて「永遠の1位」になりました。
恐らく今後、この1位の座が他の県に奪われる事はないでしょう。