「茶心の宿和楽園」【予算:一人19500円(1泊2食付)】
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部屋・外観編

「茶心の宿 和楽園」に到着。

和洋室のお部屋。12畳以上あり、快適な広さ!

空気清浄機もあり、奥の「広縁」にある椅子もソフトな座り心地。

窓からの景色も良好。風情ある庭園。

宿泊プランに付いていた、30分無料の貸切風呂。

大きな木桶で、大人2人でもゆったりと浸かれるサイズ。
流石の嬉野温泉、適度なとろみがあって、体も温まり、お湯はなかなか良いです。

大浴場の方には、嬉野温泉にさらに緑茶を加えた、緑茶風呂の「緑泉」が!

<<カポーーン・・・>>
特大の急須からトポトポ・・と流れ落ちる、贅沢な緑茶&温泉。
しかも、けっこうな濃度です。辺り一面に漂う、爽やかなお茶の香り!
これは・・・良い・・・。

露天風呂の脇に設置された、大量のお茶パック。
「マッサージにお使い下さい」と書かれていたため、試しに1つ手にとってみると、やはり良い香り。

お風呂上がりには、なんと冷たい緑茶が飲み放題!
<<ゴクッ・・・>>
冷たいコップを片手に、一瞬で飲み干す。
<<ゴクッ・・・>>
気付けば、5往復ですよ。
もしK○LDIで同じことをやったら間違いなく店員に○される程のスピードを出させる、それが嬉野茶クオリティ。

館内には何故か、カメさん放し飼いスペースが。
夕食&朝食編

夕食メニュー。

前菜。
少し、おせちのような雰囲気。
味は、全体的に・・「普通」という表現が的確でしょうか。
また、お茶の葉っぱが、すり鉢で添えられていますが、
どの品目に付けて食べるのかが、あまりピンとこない・・。

鱧つみれの椀物。

佐賀牛の陶板焼き。焼いてみると・・

陶板に引かれた多過ぎるマーガリンの匂いが、ムワッ・・と来ました。
せっかくの佐賀牛の香りが完全に上書きされてしまっています・・せめて、牛脂は欲しかったところ。
ブロッコリーに至っては下茹でし過ぎで、食感がドロドロに・・・。

河豚、蟹、蓮根の揚物。
こちらは、衣が分厚く、かなり食感が粉っぽいです。
シシトウも匂いがキツく、鮮度がグレーゾーンな感じ・・。

お食事。・・・ん?ご飯と一緒にお吸い物??

と思ったら、何故かその後に続けて出てきた、赤だし。
異常に塩っ辛い・・・。

デザート。
・・・これを「パンナコッタ」と称するには、あまりにも風味が薄く、「紅茶ソース」もほとんど香りがありません・・。
バイキングとかで出てくるなら、まだ許せるのですが・・。

こちらは朝食。
全体的なクオリティについては、ノーコメント。
温泉湯豆腐は、この中では比較的美味しい方・・ではあります。
しかし、お茶の入れ方が・・・「回し入れ」をせずに、最後までドボボボ・・、って!
個人的な感想まとめ
【総合オススメ度:★★☆☆☆】
和洋室のお部屋は清潔感があり、眺望も良好。
貸切風呂も30分と短いものの、大きな木桶でゆったりと浸かれます。
大浴場の内湯も適度なとろみがあり、流石の嬉野温泉、良いお湯です。
露天風呂の「緑泉」も、贅沢な濃度でしっかりと緑茶がブレンドされており、
辺り一面に立ち込める爽やかなお茶の香りで、とても癒やされます。
お風呂は総合的にとても良かったのですが、お食事が残念と言わざるを得ませんでした。
まず、佐賀牛の陶板焼きでは、多過ぎるマーガリンの匂いで、お肉の香りが完全に上書きされてしまい、せめて牛脂は欲しかったところ。
また、ブロッコリーに至っては下茹でし過ぎで、食感がドロドロに・・・。
そして何故か、ご飯とお吸い物と赤だしが一緒にやって来たり、
その赤だしも異常に塩辛かったり。
さらに、結局、すり鉢で出てきたお茶の葉っぱがどの品目に合うのかも不明なまま、使い所なく終わってしまいました。
朝食では、食後の緑茶を回し入れせず、最後までドボボボ・・と注がれたり。
一番大事な筈のお茶に対するこだわりが、お食事から伝わって来なかった点が、本当に残念です。
日帰り入浴には、オススメできる宿だと思います。