「雲仙宮崎旅館」【予算:一人16500円(1泊2食付)】
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地獄への道編

長崎の道路は、とにかく広大!ドライブも気持ち良い。

ある意味で地獄のようだった十勝のドライブと比べると、本当に地獄へ続いているのか?と思ってしまうほど。

山道を登っていくと・・・

遠くで何やら煙が上がっている場所が。
近づいてみると・・

THE 雲仙地獄 (Simple2000)。
とりあえず、硫黄の臭いがめちゃ凄い。

ボコボコボコボコ・・・・
なんか沸騰?してるし。

地獄から直結している広い謎の庭園を進んでいくと・・・
部屋・外観編

「雲仙宮崎旅館」に到着。

庭園からロビーに直接入れるという、ユニークな構造。

ウェルカムドリンクは抹茶ラテ。
庭園を眺めつつ、ほっと一休み。
このチェックイン前の+αは、嬉しいですね。

お部屋は10畳+2畳、眺望もなかなか良好。

「THE ウェルカムドリンク act.2 ~抹茶の再襲撃~」
なんと、お部屋でも再びウェルカムドリンク。これは充実感を感じざるを得ません。

内湯。オフシーズンは貸し切り状態で、広々と。

露天風呂。硫黄の香りが立ち込める、濃厚な乳白色の温泉。
ジワジワ~・・っと体の芯から温まり、かなり効果が「強め」の部類。

打たせ湯も充実。

部屋に戻り、窓から地獄を眺めているうちに・・・

日も暮れて・・

気が付けば、夕刻。

夜にはお汁粉のサービスも。

ちょうど七夕の時期ということもあり・・・

この中のとある1つに、願いを書き連ねてみたり。
夕食&朝食編

夕食メニュー。
長崎牛、車海老、ひらめの3種食べ比べという事で、わくわく。

お部屋食なので、ほぼ全部いっぺんに並べてもらい、最初から「おおっ!」と感じる。
左上がひらめ刺し。
フグ刺し風という感じで、味もさっぱり。

スタンダードな感じのお造り。

鶏の治部煮。
愛媛で食べた「鴨の治部煮」は、鴨ダシの香りと旨味が前面に出る感じでしたが、
こちらは風味が柔らかくて、ダシが優しく、繊細に効いている感じ。

車海老は、まるごと・・・

踊り蒸し。(※配慮により過程は省いています)
蒸して赤く染まった海老は、新鮮でプリップリ。
白ワインが軽く効いて、ポン酢と合わさり、和洋折衷の見事な調和を呈する一皿。

長崎牛と野菜も、

陶板焼きでジュワーッと。
口に運んでみると・・キュチッ、とした歯ごたえ、柔らかさ、赤身の風味が強め。
赤い藻塩で、牛肉本来の香りと味を楽しめる。
USビーフが好きな人にもウケそうな感じ。
「ザ・霜降り」といった雰囲気の豊後牛(ぶんごぎゅう)とは、また違ったテイストで、どちらも甲乙付けがたいほど美味しいですね。

お吸い物。
こちらもダシが本当に繊細で、自然。(あごだし系だろうか?)

お食事とデザート。
器も綺麗で、全体的にも高い満足度。

こちらは朝食メニュー。

手作りのお豆腐に、自家製ダシ醤油をかけて頂くと、とても美味しい!
ここは、お吸い物から醤油から、ダシに対するこだわりが半端ではない、と感じます。

きんぴらごぼうが特に美味しい。
シャキシャキの大根、ごま、唐辛子・・
このままおかずとして、ご飯と一緒にバクバクいける。

珍しい、焼き魚でフグ。
淡白な風味に、ダシ醤油をかけて、お漬物と一緒に食べると、「贅沢な焼魚定食」感が。
個人的な感想まとめ
【総合おススメ度:★★★★★】
雲仙地獄の目の前、眺望も良好。
硫黄臭立ち込める、効用あらたかな乳白色の温泉。
二度のウェルカムドリンク、夜はお汁粉サービス、お風呂上がりにアイス、朝は目覚めの梅干しとお茶、etc・・
長崎牛、車海老、ひらめの豪華3種食べ比べ。
サービスや対応も非常に丁寧で、ハイクラス旅館の水準を明確にクリアしていながらも、
1人1泊2食付で16500円(定価)というのは、定価でも値段以上の満足度を得られる、とても良い温泉宿ではないでしょうか。